明日と同じ
夢を見る、毎日毎日このところずっと見ている。
いやな夢だ、とてもとても――内容が違うのに
夢の内容を詳細に記憶しているわけではないが、私の夢には2種類あるらしい
一つは現実的なありえない夢。
ありえない人が、ありえない態度で出てくる。
辛いわけではない。厳しいわけでもない。優しいのだ、不自然なほどに
・・・だから、私にとってそれが悪夢になる。
ありえないから、不自然だから、意味がないから、手に入らないから、無情だから。
もうないから。
もう一つは動けない夢。
夢なのに動くことができず
夢なのに視ることができず
夢なのに声すら出せない
五感のない思考の世界でただただ恐怖に押しつぶされそうになるだけ
稀に、感覚が戻ることもあるがあまりいいことでもない
例えば、動けない中、体が裂かれたりする。
横たわっている体の肩口から、メスのような刃物で少しずつ体が切られていく
夢なので痛みはないが感覚はある。切られるという
刃物が入っていく部分が体から離れていく感覚。
そういう経験は一度もない。願望もない。想像したことも・・・多分ない。
痛みはないが、それがまた不自然だ。
この夢を見るときは大体決まって睡眠が短い。
10分なのか、20分なのか・・長くても半刻ほど
だがそれでも、睡眠として十分らしい。
起きたら睡眠欲というものが一切なくなっている
あんなに眠かったのが嘘のように・・・。
夢というのは浅い眠りの時に視ていると聞いた事がある。
ならなぜ?ならどうして?
私は眠くならないのか。
いや、眠くならない代わりに頭の裏にこびりついた様なこの鈍さは何だろうか
ただの頭痛だろうか
それとも体が警告を発しているのだろうか?
わからないな
ああ、わからないな――
だが、それでもいいか
今となっては・・・何もかもどうでもいいことだ。
些細で不自然で歪で、少し悲しいだけ。
さぁ、今日もまた悪い夢を見よう
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